結婚相談所での複数交際は賛成派?反対派?
目次
なぜ複数交際を許可しているの?
まず、複数交際とは、結婚相談所の専門用語で、何人かの異性と同時に「交際」関係をすることです。
「真剣交際」関係ではありませんよ、「交際」関係です。
つまり、同時期に、何人かの人と、ただ連絡を取り合っているということです。
複数交際は、相談所によっては禁止されているところも、許可しているところもあります。
複数交際を許可している相談所では、「交際は1人に絞らない方が良いですよ」というニュアンスのため、「複数の異性とたくさん連絡を取り合い、その中で一番良い人と成婚に繋げていきましょう」という意味合いで複数交際を推奨しています。
複数交際は、「交際」のステータスになっているときに許可されます。
前提として「交際」とは、お付き合いしている関係ではなく、連絡をとりあって相手のことを知っている途中の、言わば「友達関係」に近いため、縛られる関係ではないのです。
その中のうちの特定の人と上手くいき、「真剣交際」になれば恋人関係になるため、その時点で複数交際はもちろん禁止になります。
複数交際期間は、3ヶ月や6ヶ月など、期限を設けている相談所が多いです。
なぜ複数交際を禁止しているの?
複数交際を禁止している相談所では、「1人の人と真剣に交際してほしい」という思いを持っているため、複数交際を禁止としています。
「1人の人と何度もデートを重ねているのに、他の人と交際していったら、目移りして1人の人に絞りにくくなり、成婚までの道のりが長くなる」という意味も込められていることでしょう。
結婚相談所は成婚させるためにあるものですからね。
複数交際を禁止としている結婚相談所は意外と多く、その数は、複数交際を許可している相談所よりも多くなっています。
複数交際は客観的に見るとメリットがいっぱい!
複数交際の最大のメリットは、「連絡を取ってもいいな」と思った複数の異性を比べ、その中で一番条件に合ったり相性が合ったりする異性を選べるということです。
「恋愛」という目線で見ると、「二股、三股なんて…!」と思う人もいるかもしれませんが、「自分に最も合う結婚相手を探す」というのが結婚相談所が存在する意味なので、それを考えると当然の仕組みなのです。
つまり、1人の相手に絞って連絡を取り合うよりも、同時期にいろいろなタイプの異性と交際することによって、自分との相性やそれぞれの個性が比べられ、「結婚するならこの人」と明確にすることができるからですね。
しかし、それぞれの人に良いところがあって1人の異性に絞れないこともあるでしょう。
そんなときは、「相手に幸せなことや嬉しいことがあったときに、自分が、自分のことのように大きく喜べるのは誰か」、「一緒にいると心が穏やかになる人は誰か」、「結婚生活がイメージできるのは誰か」という基準で考えると良いでしょう。
このことが結婚相手を選ぶ大きな決め手になりますよ!
複数交際は感情的に見るとデメリットもある…
複数交際を許可している相談所に入会している人の中には、複数交際に疑問を感じている人もいます。
基本的に、複数交際中の異性には、複数交際をしているということを言わないことがマナーです。
しかし、複数交際をしていると、お相手には薄々分かってきてしまうんです。
特に女性は勘が良いですからね!
複数交際のデメリットは、相手に複数交際をしているということが知られてしまったときに、関係がぎくしゃくしてしまうところです。
「自分は1人に絞って真剣交際したいと思っているのに、相手が他の異性と複数交際している」という場合に疑問に感じるようです。
連絡先を交換しただけの関係といっても、自分は真剣交際に向けて頑張っているのに…と、少し嫉妬のような気持ちになるのでしょう。
しかし、自分は、結婚相談所の入会時に、複数交際が許可されているということを聞いているため、お相手の複数交際を知ってしまった場合でも、それを指摘することはできません。
そのため、モヤモヤした気持ちになる人も多いのです。
結婚相談所入会前に、それを想像して嫌な気持ちになるのであれば、複数交際が禁止されている結婚相談所を選んだ方が良いのではないでしょうか。
複数交際をどうとらえるかはその人次第。
しかしながら、1人に絞って交際することが正しいと思うのか、複数人と交際することが正しいと思うのかは、人それぞれの価値観によって異なります。
複数交際が許可されている相談所でも、1人の相手だけと交際をしている人もいますので、もし相手に複数交際をしてほしくないのであれば、自分の価値観と合った人を選べば良いのではないでしょうか。
一方、「婚活というのは、いかに多くの異性と出会って自分に合った人を探すのかという性質を持つので、仕方のないことだ」と捉えることも1つだと思います。
まだ恋人関係でないうちにたくさんの異性を見ておく方が、結婚相手を間違えたと思うことがない幸せな結婚生活を送れる可能性が高いかもしれませんよ。